第255話この村には大きな問題がある

「ついておいで、レッドのところへ案内してやる!」

老人はエミリーとヨークを連れ、池を渡ってから曲がりくねった小道をいくつも抜け、ようやくレッドの家に辿り着いた。

ヴィオレットがレッドと結婚したころ、彼は自分で商いを回していて羽振りもよかった。だから式は村では挙げなかったのだ。

当時のジョンソン家も暮らし向きは悪くなく、レッドはきっと、ヴィオレットに見下されて結婚を断られるのではと気にしていたのだろう。

その後、レッドの具合が悪くなり、さらにヴィオレットには子どももできた。体つきは変わり、家事に追われて疲れが抜けず、顔つきは日ごとにやつれていった。

ちょうどそのころから、レッドは故郷へ...

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